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外国人対応で津山中央病院を認定 患者受け入れ制度 中四国2カ所目

 通訳の配置や外国語表記の文書発行など、外国人患者に対応した医療機関を認証する一般財団法人・日本医療教育財団(東京)の「外国人患者受け入れ医療機関認証制度(JMIP)」に、津山中央病院(津山市川崎)が認められた。岡山大病院(岡山市北区鹿田町)に次いで中四国地方で2カ所目となる。

 津山中央病院は、中四国初となるがん陽子線治療センターの開設を機に、外国人患者の受け入れに向けた取り組みを本格化。4月には、受け皿となる専門部署「国際医療支援センター」を院内に設置し、日本語の話せる中国人医師や事務スタッフも採用している。

 これまでに本館病棟の一部とがん陽子線治療センター、健康管理センターの案内表示板に英語や中国語を併記し、夜間を含む電話での問い合わせに14カ国語で応対可能なシステムを構築した。入院案内や病院パンフレットのほか、問診票、同意書、請求書、領収書といった文書類も英語版を準備している。

 同病院によると、昨年11月に同財団へ申請し、認定は今月12日付。期間は3年間で、実績などを基に更新される。全国では同病院を含め29カ所が認定を受けている。

 同病院企画管理部は「津山を訪れた外国人患者に安全安心な医療サービスを提供し、人の流れが県北の活性化につながることも期待したい」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2017年06月24日 更新)

タグ: 津山中央病院

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