岡山大病院（岡山市北区鹿田町）で１２日朝から行われていた５０代男性への脳死肝移植は、１３日未明に無事終了した。同病院によると、約３カ月で退院できる見込み。

　八木孝仁・肝胆膵（すい）外科教授を執刀医とするチーム約２０人が担当。男性は慢性肝不全で手術は１２日午前９時２分に始まり、約１７時間後の１３日午前２時６分に終わった。

　日本臓器移植ネットワークによると、ドナー（臓器提供者）は愛知県内の病院に低酸素性脳症で入院していた４０代女性。岡山大病院の脳死肝移植は２８例目で、生体と合わせて３９７例目。