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美作市が地域医療連携で協定 大阪滋慶学園、津山慈風会と

美作市民センターで開かれた調印式

 美作市は20日、来年4月の予定で同市古町の旧大原高校に「美作市スポーツ医療看護専門学校(仮称)」が開校するのを前に、専門学校を運営する大阪滋慶学園(大阪市)、実習先となる病院などを経営する津山慈風会(津山市川崎)と、地域医療連携や人材育成に関する協定を結んだ。

 協定書には、地域の「医療」「保健」「福祉」「介護」「教育」の充実▽医療、福祉分野の人材育成▽災害時の医療体制の構築▽学生や卒業生の地域定着―などに3者が連携して取り組むことを盛り込んでいる。

 調印式が美作市民センター(同市栄町)であり、大阪滋慶学園の橋本勝信常務理事は「皆さんの支援を受けながら“地元”の学校になるよう努力する」、津山慈風会の浮田芳典理事長は「互いに協力して、医療福祉の分野から地域の発展に貢献していきたい」とあいさつした。

 萩原誠司市長は「大阪滋慶学園と津山慈風会が、市の発展に重要な役割を果たしてくれることに感謝したい」と述べた。

 同学園によると、専門学校には看護学科や柔道整復スポーツトレーナー学科など1~4年課程の4学科を設置。4年後の定員は360人となる。

 また旧大原高跡地には来年4月、同学園が通学制の通信制高校も開設予定。計画では3年後の定員は240人で、これとは別に学生が一週間ほど集中して通うスクーリングもあり、3年後には毎年500人程度が利用するという。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2017年07月20日 更新)

タグ: 医療・話題

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