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真庭に認知症医療センター 県が向陽台病院を指定

 岡山県は、向陽台病院(真庭市上市瀬)を8月1日、国の基準を満たした認知症治療の地域拠点「認知症疾患医療センター」に指定する。同市での指定は初めて。

 同病院は、専門医1人以上、精神保健福祉士ら1人以上を配置し、CT(コンピューター断層撮影装置)などの検査機器を確保しているといった指定条件を満たした。認知症の緻密な診断、症状に合わせた入院先の調整のほか、地域の医療機関や介護事業所と連携して認知症への理解を深めるための関係者向け研修会を開く。

 国は、生活圏や人口規模で分けた「二次医療圏」ごとに同センターを1カ所以上指定するよう県などに求めており、今回で県内五つの医療圏全てで確保されることになる。これまでに岡山大病院(岡山市)、川崎医科大付属病院(倉敷市)、積善病院(津山市)など8病院が指定されている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2017年07月27日 更新)

タグ: 医療・話題

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