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笠岡市が「ヘルプマーク」交付 障害者ら対象に8月、「カード」も

笠岡市が交付を始めるヘルプマーク(左)とヘルプカード(右)

 外見では分かりにくい障害や難病を抱える人たちが、困ったときに周囲から手助けを得られやすくなるように、笠岡市は8月1日から「ヘルプマーク」と「ヘルプカード」の交付を始める。

 市内に在住している義足、人工関節を使用している人や内部障害のある人、妊娠初期の女性らが対象。ヘルプマークは援助や配慮を求める“目印”として東京都が2012年につくり、井笠地域では市民グループ「ハートエイド」が普及に取り組んでいる。樹脂製の赤いプレート(縦8・5センチ、横5・3センチ)に、白い十字とハートが描かれており、かばんなどに取り付けることができる。

 ヘルプカードは名前や住所、緊急連絡先、服用中の薬などのほか、「手話か筆談で話してください」「大きな音が苦手です。静かな場所に連れて行ってください」などと周囲にお願いしたいことを記載しておく携帯カード。名刺大に折り畳むことができ、思うように意思表示できない状況でも、カードを提示して支援を求めることができる。

 市地域福祉課は「ヘルプマークをつけた人が困っていたら一言声をかけてほしい。マーク、カードの認知度アップに向け、啓発にも努めていきたい」と話している。

 ヘルプマーク、ヘルプカードは市役所分庁第一1階の同課(0865ー69ー2133)窓口で申請を受け付け、無料で交付する。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2017年07月28日 更新)

タグ: 医療・話題

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