文字 
  • ホーム
  • 岡山のニュース
  • 「福山こども家庭センター」業務開始 児童虐待、DV相談… 総合支援の拠点に 機能統合 市町と連携強化

「福山こども家庭センター」業務開始 児童虐待、DV相談… 総合支援の拠点に 機能統合 市町と連携強化

児童、婦人、知的障害者更生相談所の機能が統合された「福山こども家庭センター」

 福山市瀬戸町山北の福山児童相談所が十一日、配偶者などからの暴力(DV)に関する相談窓口などを備え、「福山こども家庭センター」として業務を開始。今後、市町との連携も強化し、総合的な支援に乗り出す。

 これまでの児童相談所機能に、婦人相談所と知的障害者更生相談所の機能を統合。職員も六人増の三十八人となり、DV相談や被害者救済、知的障害者に交付される療育手帳の発行など、広島市内の県立施設で行っていた手続きが身近でできるようになった。

 増え続ける児童虐待相談に対しては、センターに三人体制の「虐待対応班」を新設。改正児童福祉法の中で、児童相談が市町村業務として位置付けられたことを受け、市町の担当職員の育成も行う予定。

 塚村英幸所長は「窓口が広がり、利用しやすくなった。困った時は一人で悩まず、相談してほしい」と呼び掛けている。

 同日は、広島市の「広島こども家庭センター」(旧中央児童相談所)と、三次市の「備北こども家庭センター」(旧三次児童相談所)も各機能を備えて業務をスタートさせた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2005年07月12日 更新)

タグ: 健康女性福祉子供医療・話題

カテゴリー

ページトップへ

ページトップへ