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小中生が医療の仕事を模擬体験 川崎医科大で「子ども教室」

モニターを見ながら内視鏡を操作する参加者

 医療や福祉への関心を深めてもらおうと、川崎医科大(倉敷市松島)は17日、同大現代医学教育博物館などで「夏の子ども体験教室」を開き、小中学生たちが医療機器を使うなどして医師や看護師の仕事を学んだ。

 岡山県内外の約200人が参加。同大教授の講演やドクターヘリ見学に続き、希望コースに分かれて医師や看護師らの指導を受けた。

 外科医コースでは、中学生と小学5、6年生が手術着を身に着け、真剣な表情で機器を操作。モニターを見ながら内視鏡で輪ゴムを結んだり、1秒間に5万5500回も振動する超音波メスで鶏肉を切開したりした。応急処置コースは大規模災害を想定し、医師、看護師、救助隊に分かれ、治療の優先順位を決めるトリアージなどに挑戦した。

 外科医コースを体験した赤磐市立小学校の5年男子(10)は「普段目にできない機器に触れて楽しかった。教えてくれたお医者さんが格好よかった」と話していた。

 同教室は夏休みに合わせて2009年度から毎年実施。18日も事前申込者を対象に行われる。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2017年08月17日 更新)

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