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津山と美作でO157食中毒 同系列焼き肉店、6人から検出

 岡山県は29日、焼き肉店「カルビ屋八戒」津山店(津山市二宮)と美作店(美作市中尾)で8~14日に食事した10~30代の男女7人が下痢や発熱などの食中毒症状を訴え、うち6人から腸管出血性大腸菌O157が検出されたと発表した。3人が入院したが、全員退院し快方に向かっているという。美作保健所は両店を29日から5日間の営業停止処分とした。

 県内での0157が原因とみられる集団食中毒は、1997年に岡山市内の病院で給食が原因となり入院患者ら125人が発症して以来20年ぶり。県は各保健所に対し、管内の焼き肉店と食肉処理場に緊急立ち入りし、衛生管理の指導を徹底するよう通知した。

 県によると、9、10日に津山店で食事をした男女2人が食中毒症状を訴えた。美作保健所の調査で、この2人を含め8~14日に津山店を利用した6人と美作店の1人が同様の症状を起こしていたことが判明した。

 両店は仕入れ先がほぼ共通しており、O157が検出された6人のうち4人の菌の遺伝子パターンが一致したという。7人は肉のほか、キャベツや冷麺、ビビンバなどを食べていた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2017年08月29日 更新)

タグ: 感染症

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