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児童ら体の仕組み学び医学に興味 川崎医科大博物館で模擬手術も

臓器の標本を見学する小学生

 川崎医科大現代医学教育博物館(倉敷市松島)は29日、小学生らを対象にした「キミが主役のからだ探検隊」(山陽新聞倉敷販売共催)を同博物館で開き、子どもたちが体の仕組みについて学んだ。

 医学への関心を高めてもらおうと初開催。市内外の小学生と保護者の計約40人が参加した。臓器の働きや血液成分などを問うクイズシートを手に、答えにつながるヒントを求めて館内を回った。

 子どもらは、健康な肺とたばこを吸っていた人の肺の標本を見比べたり、血液成分を説明したパネルを読んだりして答えを記入。手術器具と画像モニターを使って模擬手術の体験もした。

 講話では、同大の橋本美香准教授が医師になるためにはコミュニケーション能力が大切などと述べた。

 倉敷市立小学校の3年男子児童(9)は「模擬体験でも本当の手術をしているようで楽しかった。今日のことを夏休みの絵日記にまとめたい」と話した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2017年08月30日 更新)

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