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倉敷のグループホームで食中毒 5人に症状、ウェルシュ菌検出

 倉敷市は15日、同市船穂町船穂の「グループホームふなお」で食事をした70~90代の入居女性5人が下痢の症状を訴え、5人の便からウェルシュ菌が検出されたと発表した。全員快方に向かっているという。

 市によると、5人は8日夜から9日朝にかけて発症。5人とも8日に同施設で朝、昼、夕食を取り、他に共通する食事がないことから、施設の食事が原因と断定した。8日の主な料理はみそ汁や卵焼き、シチュー、コロッケ、サケずし、すまし汁などだった。

 市は同日の料理を作った施設内の調理場を15日から4日間の業務停止にした。

 ウェルシュ菌は食中毒を引き起こす菌の一つ。加熱調理した料理を常温で放置した後、再加熱しても発症するケースがあるとされ、市は「食品を再加熱する際は中心部まで十分、火を通してほしい」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2017年09月15日 更新)

タグ: 感染症

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