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目指す在宅医療解説 岡山西大寺病院 小林理事長が出版

小林直哉理事長

 岡山西大寺病院(岡山市東区金岡東町)の小林直哉理事長が、目指す在宅医療や介護の在り方を解説した「もっと!エンジョイできる在宅医療」(現代書林)が出版された。

 46判、192ページ。「病気があったとしても人生の最期まで、住み慣れた自宅でその人らしく生きてほしい」との願いを込めて書いたという。

 全4章で構成。第1章は地域の基幹病院である岡山西大寺病院が入院時から準備を進める在宅移行について紹介。医師や看護師、医療ソーシャルワーカー(MSW)ら多職種に加え、家族も交えて退院後の生活設計を考える退院前カンファレンスや、体調が悪化した場合など緊急時のバックアップ体制などについて説明している。

 第2章では在宅医療を支える訪問診療医や看護師、訪問リハビリ、介護老人保健施設などの役割や連携について記した。第3章では介護の心得や気をつけるべき疾患について、第4章では在宅医療や介護の仕組みが分かる基本的な情報をまとめている。

 小林理事長は「私たちが進める地域医療は在宅医療、それを支える家族らのマンパワーがあって初めて成立する。この本を読んで在宅ケアについての正しい知識を学んで不安を解消させ、心の余裕を持って取り組んでもらえたら」と話している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2017年09月18日 更新)

タグ: 介護高齢者

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