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12日に倉敷で福祉食コンテスト 利用者の心込めた軽食や菓子披露

「AB―1コンテスト」に出店予定の軽食や菓子

 備中エリアの障害者就労支援施設などが自慢の食を持ち寄る人気イベント「AB―1(エビワン)コンテスト」が12日、倉敷市松島の川崎医療福祉大で開かれる。地元食材にこだわったり、調理やネーミングを工夫したり…。施設利用者たちが気持ちを込めて作った軽食や菓子を披露する。

 「障がい者福祉くらしきフォーラム」(倉敷地域自立支援協議会など主催)の目玉として2014年から毎年開催。今回は倉敷、笠岡、高梁、新見市と早島、矢掛町から、就労継続支援A、B型事業所など17団体が軽食、菓子の2部門に分かれて参加する。

 軽食部門には、倉敷市下津井地区産のマダコを使ったたこ焼き「倉敷ひっぱりだこ」、仕上げにイグサパウダーの風味を利かせた焼きそば「イグサの炒麺(ちゃうめん)」など、内容はもちろん名前も興味を引く11品が登場。高梁紅茶を生かした生地にトッピングが選べるカップケーキ、地元産の野菜や果物など20種類の味を用意したシフォンケーキなど、こだわりの菓子類6品もそろう。

 100~400円と手頃な価格も人気の理由。来場者の投票で両部門の3位までが表彰される。

 同フォーラムは午前10時~午後3時半(コンテストの投票は午後2時まで)。シンポジウム「障がい者就労に向けた積極的アプローチ~できる人を選考する時代から、できる仕事を創出する時代へ」(正午~午後1時)のほか、手話や福祉機器の体験コーナー、高梁川流域のゆるキャラが集うスタンプラリーや撮影会、手話歌やダンスなどのステージもある。雨天決行。

 倉敷市障がい福祉課は「誰でも楽しめる内容になっている。グルメや体験などを通して障害者福祉を身近に感じてほしい」と呼び掛けている。

 問い合わせは同協議会運営事務局の倉敷地域生活支援センター(086―464―4310)。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2017年11月10日 更新)

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