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食を楽しめる糖尿病ライフとは 岡山県民公開講座で600人学ぶ

糖尿病と食に関する講演などがあった県民公開講座

 「食を楽しむ糖尿病ライフ」をテーマにした岡山県民公開講座が11日、岡山市北区駅元町の岡山コンベンションセンターで開かれ、市民ら約600人が講演や糖尿病食の調理実演を通して、病気と向き合う食生活について学んだ。

 京都大医学部付属病院の幣(しで)憲一郎・疾患栄養治療部副部長が講演。血糖のコントロールに欠かせない筋肉量は加齢で減少すると説明し、「筋肉量を確保するため、高齢になったら食事の際は最初に肉や魚、大豆といったタンパク質を取ること。次は野菜、残すならご飯を」とアドバイスした。

 フレンチシェフの湯浅薫男さんらは、ポークソテー、野菜ともち麦のリゾットといった糖尿病食を調理し、参加者に振る舞った。

 植木浩二郎・国立国際医療研究センター研究所糖尿病研究センター長による糖尿病の解説もあった。

 公開講座は10、11日に同所であった日本糖尿病学会中国四国地方会第55回総会(会長・四方賢一岡山大病院新医療研究開発センター教授)の一環。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2017年11月12日 更新)

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