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井原市民病院がデニム健診着導入 地元産生地使用の作務衣タイプ

井原市民病院が使うデニム健診着

 井原市民病院(同市井原町)は20日から、地元特産のジーンズ生地・デニムを使った作務衣(さむえ)タイプの健診着を導入する。メーカーと縫製会社が集積する“デニムの聖地”ならではのオリジナルウエアで健診への身近さを感じてもらい、市民の健康寿命延伸を図る。

 従来はトレーナー形の既製品を使ってきたが、医師や看護師、事務職員でつくる院内運営会議で刷新を検討し、特産のデニムに着目。採血で袖を上げた時に腕を締め付けず、レントゲン撮影を邪魔しない薄手の生地にする―といった機能性のほか、耐久性や着心地を確かめ、導入を決めた。

 生地製造、縫製とも市内のメーカーに委託。男女兼用の3サイズ、計40着を用意し、1日十数人の健診受診者に着てもらう。

 19日に開かれた市民病院健康まつりでお披露目され、医師や職員が健診着姿で来場者を迎え、PRした。ドック・健診部の檀上賢次内科医長は「健診への親しみや快適さが増すきっかけになれば」と話している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2017年11月20日 更新)

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