文字 

津山市「病児保育」2カ所体制へ 市外の人も利用が可能に

 津山市は20日、急病などで通学、通園できない子どもを医療機関が一時的に預かる「病児保育」について、本年度末に1カ所増やし、市内で2カ所体制になると明らかにした。

 新たに始めるのは小畑醫(い)院(同市大田)で志戸部にある旧施設を活用。看護師らが常駐し、状況に応じて医師も駆け付ける。生後7カ月~小学6年生を対象とし、1日2千円という利用料金は現在実施している河原内科・松尾小児科クリニック(同市二宮)と同じだが、利用日や時間は検討する。

 病児保育は、子どもが病気で登園、登校できず、保護者も仕事の都合で面倒を見られない場合に利用できる。市内では同クリニックが2002年度から実施。16年度は延べ821人の利用があった。

 市が周辺5町(鏡野、勝央、奈義、久米南、美咲町)と結んだ「定住自立圏協定」の連携事業として行うため、2カ所体制になった時点で市外の人も利用可能とする。

 市こども課は「安心して子育てできる環境がさらに充実し、保護者の就労支援にもつながる」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2017年11月20日 更新)

タグ: 福祉医療・話題

カテゴリー

ページトップへ

ページトップへ