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岡山大医学部地域枠 勤務先決まる 卒業生第2陣 高梁、真庭へ3人

 岡山県北を中心とした医師不足の解消に向け、岡山大医学部に設けられた「地域枠」1、2期生3人の勤務先が高梁市の成羽、真庭市の落合、湯原温泉の3病院に決まり、県が19日発表した。同大地域枠の卒業生としては第2陣で、来年4月から勤務をスタートさせる。

 県医療推進課によると、人口当たりの医師数が県平均を下回る地域を対象に、医師不足の深刻度や病院の指導力を考慮して勤務先の候補をリストアップした上で勤務先、当事者の面談を経て県が決定した。岡山大地域枠を巣立った医師は今春、高梁、真庭市の病院へ1期生各1人が既に赴任しており、これで計5人となる。

 地域枠は岡山大へ2009年度、広島大へ10年度に導入された。学生は卒業までの6年間、1人当たり年240万円の奨学金給付を受け、卒業後に県指定の医療機関で9年勤務した場合は返還が免除される。9年のうち研修期間の4年(初期、後期各2年)は県南勤務が認められ、県北勤務は最低5年となる。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2017年12月20日 更新)

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