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県医用工学研が25周年記念誌 産業発展に寄与した歩みたどる

県医用工学研究会の25周年記念誌

 岡山県内の医療関連企業や大学の研究者、県工業技術センターなどでつくる「岡山県医用工学研究会」が設立25周年の記念誌を作った。医学と工学の融合に着目し、地場産業の発展に寄与してきた四半世紀の歩みをまとめている。

 同研究会は1992年5月に設立。産学官のネットワークを生かし、「医用工学」に関するセミナーやシンポジウム、交流会などを定期的に開催し、大学発ベンチャーの育成にも力を入れている。

 記念誌はA4判、82ページで、初代会長の梶谷文彦川崎医科大名誉教授、現会長の公文裕巳新見公立大学長が寄稿。会員らが研究会の活動や自身が取り組む技術開発、研究内容をテーマに執筆した随想も掲載している。

 300部作成。会員らに配布し、県内の図書館などにも寄贈した。

 研究会は現在、74会員。公文会長は「全国に先駆けて医用工学に着目し、産学官の関係者が集い、学ぶ場をつくることができた。県の産業振興に貢献し、国際的に注目される成果を出せるよう活動を続けたい」と話している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2018年01月08日 更新)

タグ: 医療・話題

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