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子どもの病気やけが 対処法を漫画に 水島中央病院院長ら本出版

中務院長と、出版した「まんが 小児科クリニック」

 水島中央病院(倉敷市水島青葉町)の中務治重院長らが、子どもの病気やけがの対処法を漫画で紹介した解説本を出版した。中務院長は「気軽に手に取り、いざという時に役立てて」と話している。

 知識不足から保護者がパニック状態で病院に駆け込むケースが全国的に指摘されていることから企画。中務院長と、同病院の名木田章小児科医長が監修し、趣味で漫画を描いている大学講師の森つかささん=筆名、岡山市在住=が少女漫画風に描いた。

 米国の医学書や日本医師会の雑誌などから最新の情報を盛り込み、「熱と発疹(ほっしん)が出る」「アレルギー」などテーマ別の八章で構成。「はしかの予防注射は必要ですか?」との問いかけに「一歳の時と就学前の二度の接種で確実に予防できます」と応じるなど、主に保護者と医師のやりとりを描いている。

 たばこや化粧品の誤飲、やけどなど緊急時の家庭での対処法も紹介。中務院長は「保護者が混乱すると子どもは不安に思い、診察がスムーズに行いにくくなる。本を活用して、落ち着いて対応してほしい」と話している。

 「まんが 小児科クリニック」(メディカ出版)のタイトルでB5判百九十ページ、税別千八百円。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2008年06月27日 更新)

タグ: 健康子供アレルギー

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