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がん終末期の在り方 家族で考えて 岡山で市民講座 450人理解深める

がんとの向き合い方をテーマに開かれた市民公開講座

 がん患者の終末期の在り方や最新の治療法をテーマにした市民公開講座「自分に合ったがん治療を受けるために」(中国・四国広域がんプロ養成コンソーシアム主催)が21日、岡山市内で開かれ、市民ら約450人が、がんへの向き合い方について理解を深めた。

 岡山大大学院保健学研究科の松岡順治教授が、終末期に患者と家族、医師らが繰り返し話し合いながら治療内容や療養場所を決めていく「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)」を解説。「米国では夫婦が結婚した時や出産時など病気になる前に互いに話し合っている。日本でも複数回、家族一緒に『どう生きるか』を考えてほしい」と訴えた。

 引き続き、同大病院の医師らが講演。免疫治療、遺伝子を調べて患者に最適な治療法を選ぶゲノム医療などさまざまな選択肢について説明したほか、療養生活を支える社会保障制度も取り上げた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2018年01月21日 更新)

タグ: がん岡山大学病院

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