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岡山県がインフルエンザ警報発令 全域で流行、早めの受診を

 岡山県内でインフルエンザの患者が相次いでおり、県は25日、県全域に昨年12月7日から出していたインフルエンザ注意報を警報に切り替えた。今後2、3週間は増加傾向が続くとみられ、県は手洗い、マスク着用など予防の徹底を呼び掛けている。

 県健康推進課によると、患者は今月15日以降に急増。県内84カ所の指定医療機関の1施設当たり患者数が最新調査(15~21日)で42・96人となり、警報の発令基準(30人以上)を超えた。保健所別では倉敷市57・75人、真庭51・33人、備中44・92人など。患者の半数近くが0~9歳で、30、40代の割合も低くないことから、学校園を中心に子どもから保護者に感染が広がったとみられる。

 県環境保健センターで検査した43検体からは3タイプのウイルスが確認され、2009年に流行した新型が77%、B型14%、A香港型9%だった。

 県健康推進課は「異常を感じたら早めの受診を」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2018年01月25日 更新)

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