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熱中症(7月)3人死亡 岡山県が実態初調査 搬送380人 3分の1入院 塩分含む水取って

 七月中に県内で熱中症の疑いで約三百八十人が搬送され、このうち三人が死亡していたことが八日、県の初めての実態調査で分かった。全体の約三分の一が入院しており、救急医は「異変に気付いた時には重症化しているケースが目立つ」と指摘している。

 県消防保安課が県内十四消防本部を通じて集計した。

 死亡した事例は、七月六日夕、真庭市で屋外作業から帰宅した五十代男性が倒れた▽二十四日昼、瀬戸内市で五十代男性が自宅で倒れた▽二十六日夜、岡山市で六十代男性が寝室で心肺停止状態になった―の三人。

 救急車で搬送されたのは計三百八十四人。入院した人は百三十九人(36%)で、うち八人は三週間以上入院する重症者だった。

 世代別では十八―六十五歳が百六十七人(43・5%)、六十五歳以上の高齢者は百六十三人(42・4%)。

 一日あたりの搬送が二十人を超えた日が六日あり、いずれも県内十六観測地点のうち四カ所以上で最高気温が三五度以上となる猛暑日だった。

 川崎医科大の鈴木幸一郎教授(救急医学)は「普段と同じ作業や運動でも、気温が高いだけで体へのダメージは非常に大きい。体温が上がり、体内の塩分が失われると多臓器不全から死に至る」と警告。「外出時は帽子をかぶり、スポーツ飲料など塩分を含んだ水分をしっかり取って」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2008年08月09日 更新)

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