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小児がんの関連本集めたコーナー 国際デーちなみ岡山・中央図書館

小児がんに関連する書籍を並べた特設コーナー

 国際小児がんデー(15日)にちなみ、小児がんについて理解を深めてもらう展示「がんを生きる子どもたち―わたしたちのこと知っていますか―」が中央図書館(岡山市北区二日市町)で開かれている。28日まで。

 1階入り口近くに関連書籍約30冊を集めたコーナーを特設し、患者の親や小児科医の著書などを紹介。このうち、脳腫瘍を患い15歳で亡くなった長女・友美子さんの闘病生活を記録した県内在住の阿部妃代(きみよ)さんの手記は、手術や抗がん剤治療に耐えた娘をたたえ、「ひたすらに病気と闘った姿は私よりもはるかに立派で、家族に勇気と感動を与えてくれた」とつづられている。

 公益財団法人「がんの子どもを守る会」の協力で、小児がんの治療法などを説明するパンフレットなども設置。子どもの関心を高めようと、同階の児童コーナーには入院中の児童生徒が通う院内学級を説明した本など約20冊も並べている。

 阿部さんの手記を手にした高校3年の女子生徒(18)は「闘病生活がどんなにつらいものなのか痛いほど伝わる。まずは、小児がんと闘っている子どもがいることを知ることが大事」と話していた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2018年02月16日 更新)

タグ: がん子供

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