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津山・小畑醫院に「病児保育」 3月1日 市が2カ所目の開設

3月1日から病児保育を始める小畑醫院の「方舟」=津山市志戸部

 津山市は、急病などで通学、通園できない子どもを一時的に預かる「病児保育」を、3月1日から小畑醫(い)院(旧小畑内科医院、大田)の病児保育室(志戸部)でも始める。市内では2カ所目の開設で、定住自立圏の連携事業として位置づけるため、同日から両施設とも岡山県鏡野、勝央、久米南、美咲町の住民も利用できるようになる。

 名称は「方舟(はこぶね)」。旧医院の建物を活用する。看護師と保育士が常駐し、状況に応じて医師も駆け付ける。基本的には、同醫院で医師が症状を確認した後、保護者に病児保育室へ連れて行ってもらうが、仕事などでやむを得ない場合は代行する。

 対象はおおむね生後7カ月から小学6年生まで。月~金曜は午前7時半~午後6時、土曜は午前7時半~午後5時半に利用できる。料金は1日2千円で、昼食がいる場合は別に400円が必要。別料金で延長保育にも応じる。最大18人まで受け入れられる。津山すこやか・こどもセンター(山北)などで事前登録が必要だが、利用当日に醫院でもできる。

 病児保育は、市が医療機関に委託して実施。2002年度から河原内科・松尾小児科クリニック(二宮)で行われており、16年度は延べ821人の利用があったが、日によっては受け入れ人数を超えて利用できないこともあった。市は、地域性なども考慮しながら今回の開設を決めた。

 市こども課は「東西の2カ所体制となることで、いっそう子育て環境が充実する。津山圏域に住む人の就労支援にもつながれば」としている。

 問い合わせは方舟(0868―25―2111)、同クリニック(0868―28―5570)。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2018年02月26日 更新)

タグ: 子供

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