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児島に「倉敷市立市民病院」完成 4月2日から外来診療開始

4月1日に開院する倉敷市立市民病院

 倉敷市が市立児島市民病院(同市児島駅前)の隣接地に建て替えていた新病院が完成し、21日に現地で開院式典が開かれ、関係者が地域医療の拠点に育てることを誓った。4月1日に倉敷市立市民病院の新名称で開院する。

 新病院は鉄筋6階延べ約1万4千平方メートル。1、2階は外来、救急、手術、検査部門、3~6階は病棟。新設の歯科口腔(こうくう)外科を含む22診療科を備え、病床数は現行と同じ198。HCU(高度治療室)を新たに設け、緩和ケア病棟も整備する予定。スタッフは20人増の約250人体制とした。

 外来診療は移転のため28日から4月1日まで休診。同2日から始める。

 式典には行政や医療関係者ら約210人が出席。院長の江田良輔・市病院事業管理者が「市民に信頼される病院となるよう、今後も温かく力強い支援を願う」とあいさつし、伊東香織市長らとテープカットした。市民向けの内覧会もあり、約千人が訪れた。

 児島市民病院は、旧児島市が1950年に開設。73年に現在地に移転した。新病院は2016年3月に着工。総事業費は約75億6700万円。現病院は19年度までに解体し、駐車場として利用する計画。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2018年03月22日 更新)

タグ: 医療・話題

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