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児島の「市立市民病院」内覧会 1日開院、地域密着の医療提供

新たに設けられたHCU。手術直後や重症患者の治療を行う

がん患者の診療充実に向けた緩和ケアを行う病室

乳がん検診を行うマンモグラフィー。患部を3次元画像で確認できる

外観に施された織物をイメージしたデザイン。繊維産地の児島らしさを出した

 倉敷市が整備していた市立児島市民病院(同市児島駅前)の新病院が完成した。地域に密着した医療を提供するため、がん対策や急性期医療などを強化。4月1日に「倉敷市立市民病院」として開院するのを前に、21日の内覧会で院内を訪ねた。

 がん対策では、乳がんの早期発見に向け、患部を3次元画像で確認できるマンモグラフィーを新たに導入。乳がん検診を平日に加え、土日曜も予約制での受け付けを検討している。6階には、がん患者の診療充実に向けて痛みを和らげる緩和ケアに対応した病床20床を設ける。

 3階には、手術直後や重症の患者を受け入れるHCU(高度治療室)4床を新設。災害に備えて免震構造を採用し、津波や高潮などによる浸水対策として非常用発電機は5階以上に配置した。

 内覧会に訪れた自営業男性(55)=同市=は「立派な施設に変わり期待している。今後も地域の頼もしい存在であってほしい」と話していた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2018年03月22日 更新)

タグ: 医療・話題

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