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がんゲノム医療の連携病院を公表 厚労省、岡山大病院は16施設と

 厚生労働省は27日、がん患者の遺伝子を調べて最適な薬や治療法を選ぶ「がんゲノム医療」が受けられる全国100カ所の連携病院を公表した。既に選定されたブロックごとの11の中核病院と協力して、4月から条件に合ったがん患者らに医療を提供する。

 中核拠点病院の岡山大病院(岡山市)との連携病院は、倉敷市の川崎医科大病院、倉敷中央病院など中四国9県と長野、兵庫県の16施設。

 岡山大病院では2015年末、全国でも先駆的ながんゲノム医療を提供する「抗がん剤適応遺伝子検査外来」を開設。ゲノムデータ解析を担う岡山大大学院の冨田秀太准教授は「ゲノム医療にいち早く取り組んだ経緯から、既につながりの強い連携病院もあり信頼関係を基にスピーディーに治験を始められるのが強み。協力して人材育成も進めていきたい」と話している。

 他の連携病院は次の通り。

 信州大病院、姫路赤十字病院、兵庫県立がんセンター、鳥取大病院、鳥取県立中央病院、島根大病院、県立広島病院、広島大病院、山口大病院、岩国医療センター、徳島大病院、香川大病院、四国がんセンター、高知大病院
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2018年03月27日 更新)

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