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地域医療の連携強化を 倉敷成人病センター「つどい」

地域の協力病院、開業医らと顔の見える関係づくりを目指し、倉敷成人病センターが開いた地域医療連携のつどい

 周辺医療機関との地域連携を進めている倉敷成人病センター(倉敷市白楽町)は2月7日、第6回「地域医療連携のつどい」を倉敷市内で開いた。

 一般病院や診療所、訪問看護・介護事業所など65機関から関係者約160人が出席した。同センターの高本均理事長は「地域包括ケアシステムを構築するため、互いの医療機能の連携をさらに強化していきましょう」と呼びかけた。

 同センターの医師2人が講演した。大澤誠也整形外科部長は「外(がい)反母趾(はんぼし)の診断と治療法の実際」と題し、外反母趾の手術法の進歩を紹介。太田啓明婦人科部長は「子宮内膜症による不妊、貧血、機能障害、癌(がん)化」をテーマに、増え続けている重症の子宮内膜症や婦人科のがんに対して、年間1500件以上行っている腹腔鏡手術の術式などを解説した。

 「つどい」は同センターが力を入れている最新治療について、地域の開業医や協力病院の医師に知ってもらうとともに、入院患者がスムーズにリハビリや在宅療養に移行するのを支援するのが狙い。同センター地域連携室は「医療機関同士で顔の見える関係を築き、地域から情報をもらって医療サービスを充実させたい」と話している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2018年04月03日 更新)

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