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15日、岡山で初の「済生会フェア」 麻木さん講演会

麻木久仁子さん(写真右)、炭谷茂理事長

 岡山済生会総合病院(岡山市北区国体町)などを運営する岡山県済生会は15日、明治天皇の寄付金で設立された済生会の歴史や、県内各地で展開する医療・保健・福祉活動を紹介する「済生会フェア」を同病院など6会場で初開催する。闘病経験のあるタレント麻木久仁子さんの講演会もあり、参加者を募っている。

 講演会は午後1時半から岡山ロイヤルホテル(同絵図町)で開会。本部の社会福祉法人・恩賜財団済生会(東京)の炭谷茂理事長が済生会の役割や事業について話し、続いて、テレビ番組の司会者、コメンテーターなどで活躍する麻木さんが「今を生きること」と題して講演する。麻木さんは脳梗塞治療や乳がん手術を経験しており、闘病で得た人生観などについて語る。

 同病院の本院には、子どもたちが白衣やナース服を着て手術や看護師業務、薬の調剤に挑戦する体験コーナーを設ける。南側の同病院外来センターと、2日から運用開始した予防医学健診センターでは、血圧や骨密度、血管年齢などが測定できる健康診断コーナーを開設する。健診センター内部も公開し、男女別のエリアになっている健康診断の検査装置などを見学できる。パン、カレーなどの飲食コーナーも用意する。

 各会場とも入場無料。講演会は先着500人。希望者は郵便番号、住所、名前、参加人数を書いて、〒700―8511、岡山市北区国体町2―25、岡山県済生会「済生会フェア」係へ、はがき、ファクス(086―252―7375)、メール(event@okayamasaiseikai.or.jp)のいずれかで申し込む。6日必着。問い合わせは同病院(086―252―2211)。

 県済生会は1938年に岡山市に診療所を開設し、現在は同病院をはじめ済生会吉備病院(岡山市北区高松原古才)、自動車事故による重度後遺障害者を治療する岡山療護センター(同西古松)などの医療施設、介護老人保健施設や有料老人ホームが入る岡山済生会ライフケアセンター(同国体町)、県内各地の特別養護・養護老人ホーム、看護学校などを運営している。瀬戸内海島しょ部住民の健康を守る巡回診療船「済生丸」の事業管理も担っている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2018年04月03日 更新)

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