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津山市役所で自閉症啓発の展示会 解説パネルや感性豊かな絵画など

自閉症の子どもたちが手掛けた作品などが並ぶ会場

 自閉症への理解を呼び掛けるパネルや自閉症の子どもたちの絵画などを集めた展示会が、津山市役所1階市民ロビーで開かれている。6日まで。

 NPO法人県自閉症協会が企画し、「自閉症って何?」「早期発見と温かい支援が必要」としたパネル4枚を掲示。「環境や親の養育態度が原因ではなく、先天的な脳の発達の偏りから起こる障害」「養育や教育の工夫で能力を伸ばしたり、本人や家族を楽にしたりできるが、診断を受け、適切な接し方のアドバイスをもらう必要がある」とそれぞれ説明している。

 子どもたちの作品は約20点を展示。市療育センター(山北)に通う4、5歳児が動物園の動物たちを描写したり、画用紙を切り合わせてヒマワリやチョウを表現したりした。誕生寺支援学校(岡山県久米南町)の生徒が運動会を題材に描いた色鮮やかな絵画も目を引く。

 同協会の石原理事長は「自閉症の人たちとの接し方のヒントになれば。自由な発想で、生き生きした感性も伝えたい」と話している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2018年04月04日 更新)

タグ: 医療・話題

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