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岡山大とAMDA 連携協定を締結 社会貢献や人材育成推進

国際社会に貢献できる活動、人材育成の推進に向けて手を取り合う(左から)千葉学長、石井知事、菅波代表

 岡山大(岡山市津島中)と国際医療ボランティアAMDA(本部・同市楢津)は二日、医療・保健、自然・環境、文化・教育の分野で包括的に連携協力する協定を結んだ。両者が持つ情報や知的、人的資源を有効活用し、地域社会や国際社会に貢献できる活動、人材育成を推進する。

 同大がNPO(民間非営利団体)と協定を結ぶのは初。AMDAと国内の大学との協力協定も初めて。

 柱としてはAMDAの緊急医療活動を教員が学術的な立場から助言して改善策を考えたり、教職員、学生がボランティアとして活動に参加することなどを想定している。

 今後、岡山大副学長や菅波茂AMDA代表、岡山県の担当者らで運営委員会を立ち上げ、具体策を審議、決定する。

 調印式は岡山大で行われ、千葉喬三学長と菅波代表が、国際貢献先進県を掲げる岡山県の石井正弘知事の立ち会いで協定書を交わした。

 千葉学長は「学生が持っている情報を生かして活動できる場が広がった。大学にとって大きな前進」とし、菅波代表は「海外に二十八支部を構えるAMDAの国際ネットワークを使い、世界が必要とする岡山をつくっていきたい」と述べた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2005年08月03日 更新)

タグ: 医療・話題

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