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「看護の心」への思い新たに 岡山で県と県協会が大会

保健師や助産師らの活動報告があった看護大会

 看護週間(6~12日)に合わせ、岡山県と県看護協会は11日、2018年度の看護大会を三木記念ホール(岡山市北区駅元町)で開いた。保健師や助産師らの活動報告を通じ、同協会員や市民ら約300人が「看護の心」への思いを新たにした。

 県美作保健所勝英支所の保健師森本ゆかりさん(42)は、子どもの虐待防止に向けた取り組みを紹介。母親による虐待は、妊娠中に抱く子育てへの不安などの影響が大きいとし「産科医療機関と保健師による連絡会議を設け、妊婦に関する情報共有に努めた。実際に助産師から情報提供があった時は『地域が動いた』と感じた」と述べた。

 うちかど助産院(倉敷市児島下の町)の内門弘子代表(46)は、出産直後の母親の心身を支える「産後ケア」について説明した上で「母親は自身の食事や睡眠より子育てを優先しがち。充実したサポートで元気に子育てに向き合える環境づくりが必要」と訴えた。

 認知症当事者の相談窓口「おれんじドア」(仙台市)の丹野智文代表による講演もあった。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2018年05月12日 更新)

タグ: 医療・話題

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