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小学生が応急手当ての技能競う 済生会病院でメディカルラリー

心臓マッサージやAEDによる心肺蘇生法に取り組む児童

 小学生が応急手当てなどの技能を競う「子どもメディカルラリー」が13日、岡山市北区国体町の岡山済生会総合病院で行われ、県内外の5、6年生51人が急病や事故などを想定して取り組んだ。

 同病院の医師らから応急手当ての講義を受けた後、3人一組で、各組が五つの課題に挑戦。学習塾で講師が意識を失って倒れた場面に対処する課題では、心臓マッサージやAED(自動体外式除細動器)による心肺蘇生法を実践した。手順やチームワークなどを採点する同病院スタッフが見守る中、声を掛け合って行っていた。

 交通事故に遭った人の骨折部分を段ボールとひもを使って固定したり、地震発生時に高齢者を介助しながら避難所まで誘導したりする課題もあった。

 岡山市立小学校の5年女子(10)は「落ち着いて対応できた。もしもの時は知らん顔をせず、人の助けになれるようにしたい」と話した。

 イベントは、子どもたちに命の大切さを学んでもらおうと同病院が昨年に続き開いた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2018年05月13日 更新)

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