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女児への脳死両肺移植が終了 岡山大病院、大藤教授が執刀

 岡山大病院(岡山市)で15日、10歳未満の女児への脳死両肺移植手術が行われた。約3カ月後に退院できる見込み。

 臓器移植医療センターの大藤剛宏教授が執刀し、午前11時前から約7時間半で終わった。女児は呼吸困難を引き起こす先天性肺胞タンパク症を患い、2011年9月に日本臓器移植ネットワークに登録していた。

 移植ネットによると、ドナー(臓器提供者)は、関東甲信越地方の病院で脳死と判定された6歳以上10歳未満の女児。

 15歳未満の脳死の子どもからの臓器提供を可能にした10年の改正臓器移植法施行後、6歳以上10歳未満の脳死は3例目。10歳未満の患者への肺移植は6例目で、岡山大病院では5例目。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2018年06月15日 更新)

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