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県眼科医会が避難所で無料検診 結膜炎発症の被災者目立つ

被災者(右)の眼科検診をする医師

 西日本豪雨の被災者支援のため、岡山県眼科医会は15日、避難所となっている倉敷市真備町上二万の二万小で、無料の眼科検診を行った。16日は薗小(同町市場)で午前11時から実施する予定。

 校舎の一室に問診所を開設し、眼科医9人が対応した。浸水被害で処方薬が無くなったり、持病で困ったりしている人たちが続々と訪問。医師が一人一人の症状や悩みに応じて点眼薬などを渡した。

 同市真備町有井地区で被災し、総社市の知人宅に身を寄せている女性(69)は「数日前から充血と目やにがひどい。かかりつけ医も被災して困っていた」と感謝していた。

 県眼科医会によると、目に粉じんが入るなどして結膜炎を発症した被災者が目立つという。渡辺英臣会長は「悪化すれば日常生活にも支障が出る。心当たりがある人は眼科検診を利用してほしい」と呼び掛けている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2018年07月15日 更新)

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