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「予防救急」かるたで啓発 岡山市南消防署がオリジナル制作

「予防救急」を題材に、南消防署が制作したかるた

 岡山市南消防署(同市南区南輝)は、家庭内で転倒や熱中症を防ぐ対策を取ることで、救急車を呼ばなくて済むようにする「予防救急」を題材にしたオリジナルかるたを制作した。楽しみながら知識を身に付ける狙い。

 かるたは48枚が1セット。「暑い日は 無理をしないで休んでね」「食べる前 きちんと手洗い忘れずに」「暗い道 明かりをつけて怪我(けが)防止」など、少しの注意や対策でけがや病気のリスクを減らせると訴える。子どもや外国人にも一見して内容が分かるイラストを取り札に採用した。

 岡山市消防局の管内(同市と岡山県吉備中央町)で救急出動の件数が年々増加。搬送した約半数が入院の必要のない軽症だったことを踏まえ、かるた作りを企画した。4月に南消防署職員から読み札の文章を募り、集まった約70件から48点を選んだ。

 救命講習や地域行事などでの啓発活動に活用する。同署は「一人一人の少しの心掛けで危険を回避できたケースも少なくない。かるたを通じて予防救急の考えを広めていきたい」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2018年09月17日 更新)

タグ: 医療・話題

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