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がんゲノム医療テーマに公開講座 岡山で8日、遺伝や治療法解説

 がん患者の遺伝子を調べ最適な薬や治療法を選ぶ「がんゲノム医療」や、がんのリスク判定と予防に関する「遺伝カウンセリング」について学ぶ市民公開講座(札幌医科大医学部遺伝医学主催)が8日午後1時~3時半、岡山市北区駅元町の岡山コンベンションセンターで開かれる。

 がんゲノム医療はがん組織や血液から原因の遺伝子変異を特定し、最適な治療薬を選択する新しい手法で、厚生労働省が推進している。岡山大病院(同鹿田町)は「中核拠点病院」に中四国で唯一選ばれ、9月に臨床遺伝子診療科を新設した。

 公開講座では札幌医科大の桜井晃洋教授ががんと遺伝の関係を解説。岡山大病院の平沢晃教授らが、遺伝性の乳がんに対する治療法や、遺伝カウンセリングについて話す。

 平沢教授は「家族にがんが多い人、若くして発症した人は遺伝性のリスクが高い。遺伝カウンセリングを受け予防につなげてほしい」と呼び掛けている。

 聴講無料。当日参加可。問い合わせは岡山大病院ゲノム医療総合推進センター(086―235―7414)。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2018年10月05日 更新)

タグ: がん岡山大学病院

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