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岡山大病院が立体駐車場建て替え 薬局も入居、20年4月オープン

立体駐車場とアメニティーモールの建設が予定されている岡山大病院正門西側の敷地

 岡山大は、同大病院(岡山市北区鹿田町)正門西側の敷地内で立体駐車場の建て替え工事に着手した。慢性的に不足する駐車スペースの確保などが狙い。既存の建物を取り壊して駐車台数を1・5倍に増やし、薬局などが入居する「アメニティーモール」も整備する。2020年4月のオープンを目指す。

 新たな施設は鉄骨4階延べ1万平方メートル。1~4階と屋上に計304台(うち身体障害者用12台)の駐車スペースを確保する。1階のモール部分には薬局2店舗と、イートインスペースを併設したコンビニが入り、多目的スペースやトイレ、授乳室も設ける。

 既存の立体駐車場(197台)は取り壊しに伴って今月1日から利用を停止。同病院は代替措置として敷地南側のグラウンドに臨時駐車場(約170台)を設けており、医学部正門か東門から出入りするようチラシを配って利用者に呼び掛けている。

 施設の完成後は、同大病院の一般向け駐車スペースが全体で679台(9月末現在)から786台に増える。埋蔵文化財調査の状況によってはオープン時期が早まる可能性もあるという。

 同大病院は「敷地内に薬局ができることで、体が不自由な人や高齢者らが利用しやすくなる。一連の事業を通じ、利用者のさらなるサービス向上につなげたい」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2018年10月20日 更新)

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