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新型インフル発生備え対策訓練 県や岡山市が合同で手順確認

病院内で模擬の検体採取に取り組む関係者

 新型インフルエンザの発生を想定した岡山県、岡山市、広島検疫所岡山空港出張所などによる合同訓練が8日、岡山市立市民病院(北区北長瀬表町)であり、約80人が感染拡大を抑える水際対策を確認した。

 飛行機内で新型を発症したとみられる男性患者を、岡山桃太郎空港から市民病院まで搬送する―との想定。二次感染を防ぐため、防護服を身に着けるなどした保健師や検疫所職員、患者男性が同乗して車で病院に到着。院内感染を防ぐため、出入り口から最も近い診察室に患者を誘導し、新型かどうかを見極める簡易検査の検体を採取した後、病棟へ移した。

 自宅で発症した患者を病院に受け入れる手順を確認する訓練にも取り組んだ。

 岡山市保健所の松岡宏明所長は「患者発生時の対応について大枠は確認できた。今後はより細部に気を配りながら連携の質を高めたい」と話した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2018年11月08日 更新)

タグ: 感染症

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