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岡山赤十字病院 医療費後払い導入 3日から、会計の待ち時間解消へ

岡山赤十字病院

 岡山赤十字病院(岡山市北区青江)は3日から、救急を含めた外来患者を対象に、医療費を口座振替などで後払いできる仕組みを導入する。会計時の待ち時間解消が狙いで、岡山県内の病院では初めて。

 医療費決済サービスを手掛けるエムイーエックステクノロジーズ(東京)のシステムを利用。受診者は口座振替のほか、NTTの電話料金やソフトバンクなど大手携帯電話会社の利用料金と合算して支払う方法を選べる。事前に郵送などで会員登録を終えていれば、診療後は会計窓口で「後払い」と伝えるだけで済む。

 利用料が必要で、口座振替を使うかNTTの電話料金と合算する場合は1回当たり100円と、手数料として月80円、ソフトバンクかauの利用料金と合わせて決済する場合は1回当たり210円かかる。

 同病院では、受診者は当日、現金かクレジットカードで医療費を支払っているが、会計までに10~15分の待ち時間があるという。急いでいる人や慢性疾患などで定期的に受診する人たちへのメリットが大きいとして導入を決めた。

 同病院は「支払いの選択肢を増やすことで、患者の利便性向上や会計事務の負担軽減につなげたい」としている。

 県内ではほかに、水島虹の訪問看護ステーション(倉敷市水島南春日町)が同様の仕組みを導入している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2018年12月02日 更新)

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