4月6日に運営団体が設立記念カフェ 「第2の患者会 すろーす」

 闘病中のがん患者を支える家族が集い、悩みや不安を語り合う「家族のためのがんカフェ」を開いているグループが運営団体「第2の患者会 すろーす」を設立した。4月6日、岡山市北区南方のゆうあいセンター(きらめきプラザ2階)で設立記念カフェを開催する。一般参加もできる。

 「すろーす」の代表は、地域で活動するコミュニティーナース菱沼路代さんが務める。母をがんで看取(みと)った体験から「『第二の患者』と呼ばれる家族にも心のケアが必要」と考え、昨年6月から不定期で、哲学的対話の手法を使ったカフェを開いている。定期的なカフェ開催やイベントの実施を見込んで団体をつくり、ナマケモノの英語名slothから名付けた。のんびり癒やされる場づくりを目指すという。

 記念カフェのテーマは「がんが教えてくれたこと」。副代表で哲学者の松川絵里さんが対話の進め方などをガイドする。普段のカフェは家族や遺族に限って非公開で行うが、今回は関心のある人は誰でも参加できる。がんや哲学についての専門知識は必要ない。

 午後2時~4時。参加費は一般千円、すろーす会員500円。定員30人。メールの件名を「4/6哲学カフェ」とし、名前と連絡先をsloth.okayama@gmail.comへ送信して申し込む。

(2019年03月18日 更新)

※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

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