環太平洋大と県歯科医師会が協定 スポーツ歯学の研究・教育で連携

協定書に署名する大橋学長(左)と酒井会長

 環太平洋大(大橋節子学長)と岡山県歯科医師会(酒井昭則会長)は24日、スポーツ歯学の研究・教育に関する連携協定を結んだ。アスリートの競技力とかみ合わせとの関係を調べる研究や、学生・教職員の口腔(こうくう)の健康増進に向けた取り組みなどで協力する。

 協定では、スポーツ科学の最新機器を備える同大の新施設を活用して共同研究を実施。また、歯学の立場から競技力向上やけがの予防に取り組む「スポーツデンティスト」の資格を持つ同会会員を客員教授として迎える。

 この日、岡山市東区瀬戸町観音寺の同大で大橋学長と酒井会長が協定書に署名した。大橋学長は「アスリートのデータの蓄積だけでなく、さまざまなアイデアを出し合って協力していきたい」、酒井会長は「全国に先駆けてこのような協定を結ぶことができ、光栄。互いの特性を生かし、成果を社会に還元したい」と述べた。

 口腔の健康管理を通じてアスリートのサポートに取り組む県歯科医師会が昨年、中四国初の体育学部を設けている環太平洋大でセミナーを開くなど連携を強めていた。

(2019年03月24日 更新)

※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

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