結核予防へ協力求め知事に陳情書 複十字シール運動で推進団体

伊原木知事(右)へ陳情書を手渡す岡崎会長

 結核や肺がんなどの予防を訴える「複十字シール運動」が全国一斉に始まった1日、岡山県結核予防婦人会など推進団体の代表らが県庁に伊原木隆太知事を訪ね、今年末まで展開する運動への協力を呼び掛けた。

 同婦人会の岡崎文代会長、県健康づくり財団の松山正春理事長らが、予防対策や啓発活動の充実を求める陳情書を手渡した。知事は「予防、啓発に社会全体で取り組んでいきたい」と話した。

 運動期間中、結核予防週間(9月24~30日)を中心に募金活動が行われ、寄付者に複十字マークが入ったシールを贈る。募金は全国の結核予防団体の活動費などに充てられる。

 県健康推進課によると、県内で2017年に新たに結核になった患者は212人(前年比4人増)。罹患(りかん)率は人口10万人当たり11・1人(全国平均13・3人)。

(2019年08月01日 更新)

※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

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