新型肺炎で県が電話相談窓口 不安解消へ職員対応

新型コロナウイルスによる肺炎に関する岡山県の専用電話相談窓口

 新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受け、岡山県は4日、県民の不安を解消するための専用電話相談窓口(086―226―7877)を県庁内に開設した。期限は設けず当面の間、相談に対応する。

 相談窓口では、保健師を含む職員2人体制で対応。中国・湖北省への渡航歴があるか、渡航者と接触した人で、37・5度以上の発熱やせきなどの症状が出ている場合には、医療機関への受診前に最寄りの保健所に連絡するよう案内する。

 伊原木隆太知事は会見で「必要以上に恐れず、風邪予防と同様に手洗い、うがいなどを徹底してほしい」と呼び掛けた。

 県健康推進課によると、県内で新型肺炎に関する相談は1月31日までに、保健所などに320件寄せられている。中国人や渡航者らとの接触に関する相談が中心で、感染が疑われるケースはなかったという。

 窓口の受け付けは平日午前9時~午後9時、土日曜・祝日午前9時~午後5時。感染が疑われる場合は岡山、倉敷市を含む県内11保健所でも受け付けており、各連絡先は県ホームページに掲載している。

(2020年02月04日 更新)

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