みんなで防ごう新型肺炎(3)消毒・換気 ドアノブ、スイッチ拭いて

 家庭や職場などで大勢が触る場所を小まめに消毒したり、定期的に換気したりすることは、新型コロナウイルスをはじめとする感染症予防に効果が高いとされる。日ごろから室内を清潔に保つ努力が欠かせない。

 気を付けたいのは、大勢が触れるドアノブや照明のスイッチ、テレビのリモコン、トイレのレバーなど。ウイルスを媒介する恐れがあるため、1日1~2回、消毒液か消毒用アルコールで拭こう。

 消毒液は、家庭用の漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム濃度約5%)で作れる。2リットルのペットボトルの水に、漂白剤の原液10ミリリットル(キャップ2杯分)を混ぜて濃度約0・02%に薄める。嘔吐(おうと)物やふん便の処理には500ミリリットルの水に原液10ミリリットルを混ぜた濃度約0・1%の希釈液を使う。いずれも布に含ませて使用し、消毒後は水拭きする。使い切りが原則で、手や指の消毒には使えない。

 換気も大切だ。国内で感染が相次いだのは、ライブハウスやスポーツジムなど主に換気が悪く、人が密集する空間だった。日中は2~3時間ごとに窓やドアを開け、新鮮な空気に入れ替えよう。

(2020年03月06日 更新)

※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

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