みんなで防ごう新型肺炎(4)感染が疑われたら 仕事、学校休み外出控えて

 風邪の症状がみられ、新型コロナウイルスの感染が疑われる場合は仕事や学校を休み、外出やイベントへの参加も控えよう。安静に過ごすことが本人や周囲のためになり、感染拡大の防止にもつながる。

 受診の目安は、風邪の症状や37・5度以上の発熱が4日以上(高齢者など重症化しやすい人は2日程度)続くか、強いだるさや息苦しさがあること。朝夕の2回検温し、体温と時間を記録しておこう。電話はまず、県内11保健所にある「帰国者・接触者相談センター」にかけて相談し、薦められる医療機関の専門外来を受診する。

 センターで感染の疑いがないと判断された場合、かかりつけ医には相談できるが、専門外来に直接向かったり、複数の医療機関を受診したりしては駄目。診療現場が混乱することを防ぐための措置で、肺炎の症状が出るなど、かかりつけ医が必要と認めたら再度センターに相談しよう。

 国内では感染者の9割は軽症か無症状であり、必要以上に恐れることはないが、まん延を防ぐには細心の注意が求められる。職場の理解や環境整備も欠かせず、社会全体で対策に取り組みたい。

(2020年03月07日 更新)

※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

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