屋外での検体採取作業デモ公開 岡山に1日センター開設

開設に先立ち行われた屋外検体採取センターのデモンストレーション

 岡山県は30日、新型コロナウイルスの検査態勢強化に向けて「屋外検体採取センター」を1日に岡山市に開設することに先立ち、作業のデモンストレーションを同市北区駅元町の県医師会館駐車場で報道陣に公開した。

 センターはテントなどの仮設施設で、感染の疑いがある対象者に入ってもらい、PCR検査の検体を採取する「ウオークイン型」を採用。対象者との間には透明なアクリル板の仕切りがあり、医師らは板の穴から手を出して作業する。この日は県職員を対象者に見立て、医師が鼻腔(びくう)の粘液を綿棒で取って容器に保存するまでの一連の動作を行った。

 センターは、採取作業を担っている帰国者・接触者外来の負担軽減と検査対象者の拡大が狙い。県医師会と県看護協会の協力で設置することになった。

 県は混乱を避けるため具体的な場所は非公表。当面は週1日で10人程度の採取を予定しており、津山、総社市でも開設を検討している。

(2020年04月30日 更新)

※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

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