たばこの悪影響 ポスターで警告 岡山県医師会 31日世界禁煙デー

県医師会が作製した禁煙宣言のポスター

 世界禁煙デーに合わせて岡山県医師会(松山正春会長)は、会の禁煙宣言をアピールするポスターを作製した。

 吸い殻のポイ捨て、妊婦への受動喫煙防止などを巡り、赤い服の喫煙者と青い服の禁煙推進者が源平合戦の絵巻のようににらみ合う様子を描いた。「タバコは体と心の健康も、環境も害します」と警告している。

 川崎医療福祉大(倉敷市)医療福祉デザイン学科の学生が卒業制作で描いたイラストを図案化した。監修した同学科の中村俊介助教は「明るくにぎやかなイラストを用い、喫煙の危険性を身近に捉えてもらえるよう考えた」と言う。

 会員の医療機関などに掲示する。県医師会の神崎寛子専務理事は「社会の禁煙推進の動きを後押ししたい」と話す。

 県医師会は2017年に、禁煙推進や受動喫煙防止へ積極的に取り組む宣言を決議した。今年4月に大規模飲食店などの屋内を禁煙とする改正健康増進法が全面施行され、10月には小規模飲食店にも努力義務を課す県条例が施行予定で、あらためて宣言を周知する。

(2020年05月30日 更新)

※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

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