新型コロナ 岡山県内で4人感染 高梁、赤磐は初確認

岡山市内33人目の新型コロナウイルスの感染者についての会見

 岡山県は24日、高梁市の20代男女と赤磐市の70代農業男性の計3人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。いずれも軽症で、県内の病院に入院している。岡山市も同日、市内の40代男性会社員の感染を公表、入院中だが無症状という。県内での感染確認は再陽性を除き48人となった。高梁、赤磐両市の在住者の感染は初めて。岡山市は33人目。

 県によると、高梁市の2人は同居する専修学校生の男性と大学生の女性。男性が21日に発熱や体の痛み、女性が23日にせきの症状を訴え、いずれも同日にPCR検査で陽性と判明した。2人は18~20日、県外の友人2人と車で東京都、千葉県を訪問。県は県外で感染したとみている。現時点での濃厚接触者は訪問に同行した県外の2人を含む友人4人。女性は22日に大学に通っており、県が接触者の調査を進める。

 赤磐市の男性は23日に頭痛や関節痛などがあり、同日の検査で陽性と分かった。17~20日に男性方に宿泊した神戸市在住の孫が21日に同市で陽性と確認されており、男性は孫の濃厚接触者。男性の同居家族1人は検査で陰性だった。

 岡山市の男性は17、18日に福岡市に滞在。21日に発熱と倦怠(けんたい)感があり、23日に陽性が判明した。岡山市は男性が福岡市で感染した可能性があるとみている。現時点での濃厚接触者は同居家族3人。男性は21日まで出勤しており、職場の接触者についても調べる。

 岡山市は23日に感染を発表した接待を伴う飲食店アルバイトの20代女性に関し、濃厚接触者の同居家族2人の陰性も明らかにした。

 ■高梁の女性は吉備国大生


 高梁市在住の20代女性について吉備国際大(同市伊賀町)は24日、同大高梁キャンパスに通学する学生だと明らかにした。念のため、同キャンパスへの学生や教職員の立ち入りを26日まで禁止する措置を取る。

 濃厚接触者とされる友人2人も同大の学生と説明。「関係機関と協力して感染拡大防止策を徹底する」とした。

(2020年07月25日 更新)

※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

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