石川紘氏に「三木記念賞」授与 元県医師会長、水島第一病院顧問

伊原木知事から賞状を受け取る石川氏(右)

 故三木行治知事(1903~64年)の功績をたたえ、県が地域の発展に貢献した個人を顕彰する「三木記念賞」の本年度授与式が31日、ルネスホール(岡山市北区内山下)で行われ、元県医師会長で水島第一病院顧問の石川紘氏(81)=倉敷市=に賞状などが贈られた。

 伊原木隆太知事が賞状とメダル、賞金30万円を手渡し、「医療と地域を結び付けてきたこれまでの活動に感謝します」とあいさつ。石川氏は「当時の医師会役員や会員らの支えがあっての受賞。三木知事のように『私なき献身』を胸に、これからも医療に携わっていきたい」と述べた。

 石川氏は94年から県医師会の理事や副会長を歴任。2013年7月から5年間は会長を務め、新しい県医師会館(岡山市北区駅元町)の建設に当たった。在宅療養を支援する「地域包括ケアシステム」の構築も推進。現在も産婦人科医として診察しており、産業医の活動も続ける。

 三木記念賞は、フィリピンのマグサイサイ賞を受けた三木知事の賞金を基に1968年に創設。受賞者は53回目の今回を含め、228人となった。

(2020年08月31日 更新)

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