新型コロナ、岡山県内27人感染 岡山市は県内13例目クラスター

岡山県庁

 岡山県と岡山、倉敷市は21日、計27人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。同県内で1日に判明した感染者数としては10月29日の31人に次いで2番目に多かった。岡山市内の接待を伴う飲食店では県内13例目となるクラスター(感染者集団)が発生した。

 岡山市は18人の感染を発表。うち20代男性5人は市内の接待を伴う飲食店の従業員で、40代女性は同店の客。既に陽性が判明している20代男性従業員と客の女性3人を合わせ、同店で計10人の感染者が出たことから、市はクラスターと判断した。市は「利用客と連絡が取れている」として店名を公表していない。

 残る12人は20~50代の男女10人と年代、性別非公表の2人。4人は感染者の濃厚接触者で、8人は感染経路が分かっていない。

 倉敷市は男女4人。20代女性と年代非公表の男性は、20日に感染が公表された50代女性の同居家族。性別、年代、職業非公表の1人は20日に公表された感染者の同居家族。30代女性は21日に岡山市がクラスター認定した飲食店の20代男性従業員の接触者だった。

 県の発表分は4市町の計5人で早島町2人、赤磐、瀬戸内市、和気町各1人。和気町の50代男性会社員は、18日にクラスター認定された岡山市内の接待を伴う飲食店の利用客。同店での感染者は計8人になった。

 早島町の50代男性会社員は、同町の20代男性ら感染者2人と会食していた。同町の10代男子は倉敷市内の感染者の親族。赤磐市の10代女子と、瀬戸内市の70代女性パート職員の感染経路は分かっていない。

 27人はいずれも軽症または無症状という。県内での感染確認は再陽性を除いて484人となった。

(2020年11月22日 更新)

※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

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